ものさしを手に入れろ!

2018.04.14 Saturday

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    4月に入って2週間が経ちました。

    新年度。

    なにやらこの響きには新しい事を始めるワクワク感があるような気がする。

    工房のスタッフもそれぞれ新しい業務を担当する事になったりして、いつもよりもちょっとソワソワ?

     

    去年の年末に入ってきた新人スタッフのNちゃん。

    彼女は製造見習いで入ってきたので、一人前にビスコッティを焼けるようになるべく日々修行をしています。

    4月からはいよいよ焼きあがったビスコッティをカットする作業の修行に入りました。

     

    ビスコッティはとてもシンプルなお菓子。

    なので普通に作るのならば誰でも意外と簡単に作れちゃいます。

    でもここはお店。

    お家でおやつを作るのとは訳が違います。

    どんな状況でも同じ大きさ、同じ焼き上がりで美味しいビスコッティを作らなければなりません。

     

    Nちゃんが作業している横で

    「あーではない、こーではない」

    「斜めになっているから駄目だ!もっとこうしてみろ!」

    あれやこれや口を出すのですが、なかなか伝わらなくてもどかしい。

     

    まっすぐに切る。

    同じ幅で切る。

    きれいな切り口で切る。

    平らに押さえる

    均等に伸ばす。

    普段そんなことは気にかけずに暮らしているから、いきなり意識しろと言われてもどうすればよいか分からない。

    「まっすぐのつもりでやっているけど…」

    「どうやったらまっすぐにできるのだろう?」

     

    話は変わるけど、職人や、何かのプロ、ってみんな自分の体の中にものさしを持っていると思う。

    それはお菓子や料理だけに限らず、ものを作る人、形のないものを作る人、

    プロならばすべての人がのそ仕事に必要なものさしを自分の中に持っていると思う。

    そのものさしは経験を積み重ねてようやく手に入れることができるもの。

    私も自分1人でこの焼菓子工房を始めた頃は今ほどきれいにお菓子を仕上げる事が出来なかった。

    ビスコッティも、違う種類のものをいかに同じように焼き上げられるようにあれこれ試行錯誤してきた。

    誰でもものさしを手に入れるには繰り返しの作業とそれを習得するべく努力の積み重ねが必要だ。

     

    修行は楽しいばかりでなくつらいこともあるけれど、

    毎回同じ焼き上がりでおいしいビスコッティが焼けるように、

    早く職人のものさしが自分の中に作れるとよいね。

     

    頑張れ!