材料の仕入れ事情

2017.05.19 Friday

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    5月からの季節限定ビスコッティは『あんず』です。

     

    具材となるドライアプリコットは輸入のものを業者さんから仕入れていまが、

    味のバランスを取るために通常2種類のドライアプリコットを使っています。

     

    果肉が肉厚で食感があり甘さが引き立っているトルコ産のドライアプリコット。

    実が大きくて酸味と甘みが程よいバランスで味が濃厚なカルフォルニア産のドライアプリコット。

    どちらもそれぞれ特徴的で、どちらか一方のみを使って作るとどうも味が足りない気がしてしまいます。

    なので両方の味のいい所取りでミックスして使っています。

     

    という感じで今まであんずビスコッティを作ってきたのですが…

     

    4月末の事、

    ドライアプリコットを注文しなくちゃと思った所、カルフォルニア産のアプリコットが売っていない!

    あちこちお店を探したけどどこにもない!!!

     

    ドライフルーツなんて保存できる食品だからいつでもあるような気になってしまいますが、

    実際には生のフルーツとして収穫されてそれを加工しているのだから、収穫量が少ない年はドライフルーツの在庫も少なく、

    翌年の収穫までに在庫が尽きてしまう事もあり得るんだよな〜。

    なんて当たり前の事に気が付いたりしています。

     

    トルコ産は問題なく購入できました。

     

    やっぱり1種類だけじゃ味が物足りないからなんとかしなくちゃ〜

    と思ってあれこれ探してみたらウズベキスタン産のドライアプリコットを見つけました。

    他の方が食べたりお菓子に使ってみた感想を見るとなかなか良さそう。

    実際に取り寄せてみました。

    見た目はちょっと色が濃くてどうかな?と思ったけど味は酸味も甘みも程よくてなかなか美味しい。

    今年はウズベキスタン産とのミックスに決めました!

     

    なぁ〜んて、あれこれ苦労していたらカルフォルニア産のものを売っているお店を発見。

    価格がすごく高騰していましたが1袋だけ購入しました。

     

    (左奥の色の濃いのがウズベキスタン産、右奥のオレンジ色のがカリフォルニア産、手前の色が薄く肉厚なのがトルコ産)

     

    結局今年は3種のミックスになりました。

    産地の違う材料を混ぜて使うとそれぞれの特徴のよい所ととイマイチな所が相殺されて味が安定します。

    家でお菓子を作るのに同じ素材を3種類も買うなんてなかなか出来ないと思うので、

    こういった工夫ができるも大量に作るお店ならではだなぁ〜。

     

     

     

    あんずの他の材料でも、品切れになっている、収穫量が少なかったから価格がすごく高騰している、

    なんて事は結構良くあるんですよ。

    数年前はうちのお店の主力材料のアーモンドの価格が高騰!

    だ、大丈夫かお店は!

    なんてくらい本当に高くて大変でした。

    最近ではオーガニックココアの入手が難しくて困ってます。

    あちこち探してなんとか入手は出来ていますけどね。

     

    食物の不作は地球温暖化の影響もあるのか?

    世界中のどの国でも、毎年作物がしっかり収穫できる事を祈るばかりです。

    そのために私たちができるわずかな事でもしていかなければなぁと日々思います。

    節電とか?節電とか?ゴミを減らすとか?あと他に何ができるだろう…

    自分の都合優先ではなく

    “地球にやさしく、人に優しく、心豊かに生きたい”

    といつも考えています。